-Doomed love-
作詞:DADA 作曲:KALM

〜貴方はそれでも占い師のつもり? 男を狂わす小悪魔ですって? 残念でした全部ハズレ〜

Street of Aliceトラック5 お気に入り度:★★★★

Street of Alice5曲目の作品。
VELVET EDENを知ってまだ間もない頃、
You Tubeでこの曲のライブ動画を見て、衝撃を受けました。
この人たちは気違いだと思いましたね。

いやぁ、やばすぎです。。
真っ白の妖しいネグリジェみたいなドレスを二人して着て、
KALMは首輪をしていてしかも鎖に繋がれていて、
その鎖をDADAが振り回してる。
しかもそのドレスが肌にぴったりくる感じのドレスだから、
で、二人とも女装してても男だから、
股間のところがちょっと膨れてるんですよね。。
イタタな感じ。。ま、その辺も妖しさを倍増させる効果か!

という訳で、一般人がどんびきすること間違い無しの映像ですけど、
まあ、それは私的には全然OKなんですが、
残念なのはDADAがパフォーマンスで下手をうってること。
演技中に眼をこするなよ!
台無しです。

ただ、このライブ動画、出所がわからないです。
ビデオアルバム「SAD MASK」にはDoomed loveは入ってないのです。

とにかく、まず動画で衝撃を受けたこの作品。
作品の出来としては、完成度は低い方だと思うんですけど、
ライブ動画のインパクトが大きくて、
今でも結構分の中でお気に入り度は高いです。

歌詞中の主人公は年齢はわからないが女で、
占い師に自分のことを占ってもらっています。
しかも、生年月日を偽って占わせて、
「全部ハズレ」とかひどいことを言っています。
歌いだしから、余りの傍若無人ぶりに閉口です(笑)。

かと思うと、いきなり「蜘蛛がいる!蜘蛛が!」とか苦しみだしたり、
いきなり「部屋に鍵をかけて私のドレスを脱がして」と、
散々コケにした占い師を誘惑したり、
やってる事が支離滅裂。

私は作者のDADAは気違いなんじゃないかと思ってるんですけど、
この作品は特にそう感じさせますね。
終始、異様な雰囲気のまま、
ストーリー的にというよりは、
精神的に破綻した感じの歌が展開します。

この作品は、アルバムの7曲目の"MAZE"と
非常に内容が符合していて、
"MAZE"はこの"Doomed love"のリメイクなんじゃないかと思わせます。
ストーリーの展開の仕方が若干違いますが、
(というか"Doomed love"は破綻しているが)
占い師、嘘、蜘蛛、どれもこの2作品で共通する題材です。
完成度はMAZEの方がはるかに高いです。

ですが、Doomed loveには未完であるが故の魅力があるので、
これはこれで捨てがたいです。

◆Doomed loveのライブ動画↓◆